令和3年も、年度末の3月を迎えました。
愛知県や岐阜県等、数府県に関しては本来の予定よりも一週間早く、
2月いっぱいで緊急事態宣言が明けることとなりました。
しかし、関東の一都三県では逆に延長の運びとなり、地域差が生まれています。
ご親族の居住地が全てひとところに集まってる方が珍しい時代でございます。
仕事で都会に出られたお子様や郷里に住んでいらっしゃるご両親など、
離れたご親族に対して心配がありつつも直接お会いになることもまた不安がぬぐえないという、
ジレンマを抱えていらっしゃる方が多い御時勢と存じます。
只、有難いことに現代では、離れたご親族とのコミュニケーションの手段も数多くございます。
新しい手段は分かりにくいと感じる方々もおられると思いますが、
息子さん娘さんお孫さん方と、そういったことに関する話をする段階から既にコミュニケーションでもあります。
コロナ禍という意味でも文明の発達という意味でも、「時代の移り変わりに振り回されこれまでの常識が覆されてしまう」
というのは、長く人生を過ごしていらっしゃる程残念に感じることかもしれません。
しかし、時代に流されるまま流されることも、『諸行無常』の精神に悖ることではありません。
そういったものを受け入れながら、その基での幸せを考えていくことも、素晴らしいことなのだと存じます。