11月に入り、秋というような涼しく快適に感じられる期間はすぐさま過ぎ去ってしまいました。
11月第一週には慈愍忌(黄檗宗開祖の隠元禅師の御生誕の日)や
原敬忌(黄檗宗の末寺である大慈寺を再建した平民宰相原敬氏の御命日)
という法要がありました。
そして東輪寺にとって最も大事な先達と言っても過言ではない、天祐海信禅師の御命日もあります。
天祐禅師は全国各地で黄檗宗の末寺を建てられましたが、東輪寺においてはそのご尽力の大きさにも関わらず
「開祖」や「初代住職」などの地位につくことはありませんでした。
このような方々が歴史の蔭にいらっしゃり、
お寺として僧侶として、また一つの命としても、今の我々が現代に存在してるのはまさしく「御蔭さまである」
という考え方を天祐禅師の御姿勢に学び、また永劫忘れてはならないと思います。